ロングチャット:メイン001-020

メイン001:雷の理由

さっきの人も雷にやられたのかな?
順番が逆だ。あの人間のせいで雷が発生したんだ
さっきの雷、やっぱジイジだよな
ああ、侵入者への警告だね。これ以上踏み入るなって言う
……
ごめん……ジイジ
やっぱり放っとけない
やれやれ。珍しく色々起こる日だよ

メイン002:謎の石碑

面白い石碑が見つかったな
今日は収穫が多いね
あの石碑……遺跡に比べて新しかったよな
ああ。まったく年代が違ったね
内容、なんか助言みたいだった
先にここを訪れた何者かが残した、探索のしるべというところか
オレたち以外にもいるんだな。遺跡を調べてる人が
多分、冒険家、探検家……そう呼ばれる人間だろう
探検家かあ……

メイン003:不思議な橋(ミクリオ発見)

ホントすごいよ。この橋。どうやったんだろ?
こんなもの、人間の技術じゃ作り出せないはずだ
ってことはこの橋だけは『神代かみよの時代』ぐらい古いものってことか?
どうかな……いずれにせよ
僕たちのような者に頼んで力を借りたのは間違いないだろう
そこまでしてあっち側に人を入れたくなかったんだ
この先はイズチに繋がってる。聖域を守るためには当然とも言えるね
昔、神殿へ祈りに訪れた人々も、断崖を渡れないと思い込まされたんだろうな
さっきまでの僕たちのように、な

メイン004:不思議な橋(スレイ発見)

ホントすごいよ。この橋。どうやったんだろ?
こんなもの、人間の技術じゃ作り出せないはずだ
ってことはこの橋だけは『神代かみよの時代』ぐらい古いものってことか?
どうかな……いずれにせよ
僕たちのような者に頼んで力を借りたのは間違いないだろう
そこまでしてあっち側に人を入れたくなかったんだ
この先はイズチに繋がってる。聖域を守るためには当然とも言えるね
昔、神殿へ祈りに訪れた人々も、断崖を渡れないと思い込まされたんだろうな
さっきまでの僕たちのように、な
けど、よく気付いたね、スレイ
君の直感にも感心させられるよ
お?
ごくごく稀にね
褒めてくれたと思ったら、これだ

メイン005:イズチの山羊

すごいツノ……伝説に聞くドラゴンのようだ
ははは、ドラゴンってお伽噺の? 君って面白い人だな
近づいたら危険だ! 気が荒い野生種だろう……
大丈夫。友達だから。小さい頃は四、五回吹っ飛ばされたけどね
友達……なのか?
うん。時々ミルクを分けてもらって、村のみんなとチーズやヨーグルトをつくるんだ
それは楽しそうだ
楽しいよ。すごく

メイン006:巣立ちの日

あ! イズチヒバリの雛がいない
落っこちた雛を育てようとしたら、ジイジにとめられたんだよな
『人が育てたら、飛べない鳥になってしまう。巣に戻せ』って……
あいつ……無事に巣立てたんだな

メイン007:ウリボアとの戦い

スレイ、君の剣は面白い太刀筋だな
なんという流派なんだ?
え? 流派……
あるだろう? 師匠やその系統を表す名前が
そういうことなら……オレは『ウリボア流』だな!
ウリボア流!?
オレは飯のため、ウリボアは生きるために毎日、必死の真剣勝負だったんだ
自然の中で生きているのだな。君は……
その毎日がオレに戦い方を教えてくれた
だからウリボアがオレの師匠で恩人
だからウリボア流?
そう!
あ。恩人じゃなくて、恩ウリボアだな
ふふふ

メイン008:初めての下界

良い眺めだな〜! なんか空気も違う感じがする
ジイジの加護領域とは違う感覚だね
下界は穢れで満ちてるって話だったけど、なんか感じる? ミクリオ?
……それほど穢れてるって印象もないね
だよな。こんなに綺麗なんだし
見た目じゃ計れないものだろうが……今はこの景色を楽しむのも悪くない
ミクリオも下界初めてだもんな。ワクワクしてるんだろ?
いいよ。そういうことにしても

メイン009:加護の外へ

ジイジの領域を感じなくなった……
森を出たからな。いよいよここからが冒険の本番だね
ああ。まずアリーシャを見つけて、狙われてる事を伝えよう
んで、狙ってるキツネ男もやっつける!
憑魔との戦いはなるべく避けるべきだ
でも……!
マイセンの仇を討ちたいのは僕も同じだ
だが、穢れをどうにもできない僕たちはヤツを倒せない
それどころか退ける事もできるかどうか
……もうジイジの助けはないんだもんな
わかったよ。ミクリオ

メイン010:見たことのない蝶

見ろよ、ミクリオ! この蝶!
ふむ。ヒメウスバシロチョウの仲間だろうか?
こんな蝶、初めて見た!
当然だろう。下界は動物も植物も、イズチよりずっと種類が多い
つまり、知らないものばかり! わくわくするよなあ
忘れるなよ。同時に憑魔も多いってこと
憑魔か――ジイジは穢れに染まると、あらゆるものが憑魔になるって言ってたけど
この蝶も……?
穢れれば、そうなんだろうな
う……想像したら、ちょっと怖くなってきた
それぐらいが丁度良い。慎重に行こう

メイン011:恵みの水車

でっけえー! 水車って、水の力で小麦を挽くんだよな?
それだけじゃない。脱穀や製糸などにも利用しているらしい
これだけの人間が生活しているんだ。色々大がかりな仕掛けが必要なんだろう
いつごろつくられたものだろう?
土台はずいぶん古い様式に見えるけど、水車の部分は結構新しいし――
スレイ
ん?
水が、かなり穢れている
なんだって!
この穢れた水は街の縦横に流れているものだ
つまり……ジイジの言うとおり――
人が穢れを生んでいるのか……

メイン012:聖堂と加護

は〜、聖堂ってこんなに華やかなものなのか
さすがに導師伝承が残る街だね。それだけに気になる……
加護領域を感じない
そういえば……イズチではジイジの加護を常に感じてたのに
ジイジが特別大きな力を持っているから、あれほどだったとしてもだ
この街はとにかく穢れが強い……。ちょっと気分が悪くなるぐらいだ
あ、大丈夫なのか? ミクリオ
まだね。正直長居するのは遠慮したくなってきてる
想像してたより憑魔も多いし
こんなに華やかな街なのにな……
これが普通なのかもな。人の街では

メイン013:聖堂と加護と憑魔

は〜、聖堂ってこんなに華やかなものなのか
さすがに導師伝承が残る街だね。それだけに気になる……
加護領域を感じない
そういえば……イズチではジイジの加護を常に感じてたのに
ジイジが特別大きな力を持っているから、あれほどだったとしてもだ
この街はとにかく穢れが強い……。ちょっと気分が悪くなるぐらいだ
あ、大丈夫なのか? ミクリオ
まだね。正直長居するのは遠慮したくなってきてる
想像してたより憑魔も多いし
オレたちってホント無力だよな……。憑魔の姿が見えてるってのに
もどかしいけど……しょうがない。僕たちに浄化の力なんてないんだから
それに憑魔に憑かれてる人間にも理由がある。よこしまな心に付け入られてるのさ
こんなに華やかな街なのにな……
これが普通なのかもな。人の街では

メイン014:寝込んでいた間に

オレ、導師になったんだなぁ
……穢れの源である災禍の顕主をなんとかしなきゃいけないなんて
聞いてすぐ受け止められる話じゃないな
なんか聞いたばかりって口ぶりだな
オレが寝込んでる間にライラに聞かなかったのか?
ああ
お話するつもりだったのですが、スレイさんと一緒でいいとおっしゃって
ずっと本を読んでいらっしゃいました
なんで?
その方がライラの手間を省けるだろう
にしても、三日も本読んでたのか? せっかく街に居るんだから見てくりゃいいのに
別にいいだろう! 戦いで疲れていたし、本を読みたい気分だったんだ!
ミクリオ、昔っからそうだよな
オレがケガして探険行けないときでも合わせたりさ
律儀なのですね。ミクリオさん
ホント。こんなので抜け駆けされたとか思わないのに
本が読みたかっただけって言ってるだろう。まったく……
わかってるよ
ふふふ

メイン015:宿屋の料理

なかなか美味いよな! 宿屋の料理
ああ。料理店を兼ねているのはいいな
一石二鳥だし、これからもお世話になりそうだ
ミクリオさんは、食事をなさるのですね?
はは、当たり前でしょ
いや。天族は食事をとる必要はない
ええっ!? ジイジたちもみんな食べてたじゃないか
あれは、スレイに人間らしい生活をさせるためだって言ってた
そうだったのか……
僕が食べてたのは美味しいからだけどね
必要がないだけで味覚は同じですから。食事に楽しみを見いだす天族も多いですわ
人と親しい天族は特に
ライラは?
以前は……食べていましたが……
じゃあ、また一緒に食べようよ
それがいい。長い旅になりそうだし
……はい。お言葉に甘えますわ

メイン016:故郷イズチ

なあ、ずいぶん経った気がしないか? イズチを出てから
もう帰りたくなったのかい?
そんなはずないだろ! 旅は始まったばかりなんだから!
どっちだよ
お二人は……イズチからいらしたのですか?
そう。オレたちの故郷なんだ
知っているのか? 山の上にある天族の村なんだが
え、ええ……
いいところだよ。ライラにも見せてあげたいな
やっぱり帰りたいんじゃないか
違うって! けど、ジイジには色々説明した方がいいかなって
カミナリは覚悟するんだね
そ、それは勘弁だけど――
これもえにしなのでしょうか……

メイン017:聖剣の祭壇

聖剣の祭壇……ここが導師の契約の場だったんだな
遙か昔の話ですが
剣って導師のシンボルなのか?
いえ? どうしてそう思うんですの?
イズチの遺跡で『聖剣を掲げる英雄』――導師の壁画を見つけたし、
ライラだって剣に宿って導師を待ってたしさ
ふふ。必ずしも導師が剣を振るったわけではありませんわ
導師の剣は、災厄や穢れを斬り、未来をひらいて欲しいという人々の願いを表したものなのでしょう
希望の象徴……
この剣は……
その剣はちょっと変わったものですわね
儀礼剣だと思う。遺跡で見つけたんだ
だから刃がないのですね
護身には十分なんだ。ミクリオとの稽古にも便利だし
……必要以上に傷付けない剣なのですわね
未来を斬り拓くのは難しいかもしれないけどね
スレイさん、剣はあくまでも象徴です
何をもって何を斬るのか――それをることが大切なのですわ
わかった……答えを探してみる

メイン018:穢れた世界

普通の人間には見えない怪物、憑魔が世界中に溢れている
これが災厄の時代の正体――
はい。心の荒廃や異常気象も、すべて憑魔が原因なのです
災禍の顕主ってヤツが、穢れと憑魔を生みだしてるんだって
そいつを鎮めるのが導師の役目なんだ
従士の役目でもあるわけだね
スレイさんにも伝えましたが、まずは御自分の答えを見つけ出してください
世界を、人を、穢れをどうすべきなのか
使命に縛られず、アリーシャさんの素直な心に従って見極めて欲しいのです
しかし、我を出していいのでしょうか? 私は従士なのに……
従士は、配下ではなく導師を助ける者です。遠慮なんて要りませんわ
うん。よろしく頼むよ
わかりました! そういうことなら、思うところは――
ビシッと言わせてもらいます!
頼もしいですわ!
オレも言うけど……今……かすったよ、アリーシャ……
す、すまない! 気合いが入りすぎた

メイン019:憧れの天族

ふう……ちょっと一休みですわね
はい。それにしても――
どうかされましたか?
いえ。改めて本当に天族がいるんだと思って
こうしてお話しできるなんて夢のようです
アリーシャも天遺見聞録を読んで、ずっと天族に憧れてたんだって
ふふ、私も嬉しいですわ。アリーシャさんとお話できるようになって
今思えば、あの時も本当にいたのだな。スレイの家族が
あの時……?
以前、始まりの村の手がかりを探して、スレイの故郷に迷い込んでしまったのです
その時、家族を紹介されたのですが、私はお芝居と思って、失礼なことを……
そうですか。始まりの村を――
平気だよ。みんな気がいいから
そう言ってもらえるとありがたい
ミクリオ様にも早く会えるといいのだが
うん……そうだね……

メイン020:弓の台座

スレイ、弓の台座に何か書いてある。古代語のようだが……?
どれどれ。ええっと――
『遺跡や遺物を気軽に持ち帰ったり傷付けちゃダメだからねっ!』
『モチロン宝箱は別だけどー♪』
やけに軽いノリですわね
いえ……盗掘と学術研究は、本来紙一重
『行為の本質を見極めよ』という教えではないでしょうか?
こっちは重すぎですわ!
そういう解釈もできるけど、これは昔の人が残した冗談じゃないかなあ
なるほど……遺跡は人がつくったもの。古人も私たちと同じ人というわけか
深いものだな
本当に真面目なんですね、アリーシャさんは